6月20日、朝4:00に目が覚めた。蚊である、足がかゆくて目が覚めた。
走りに行くため、早起きするつもりだったので食事と準備をする。
今日は、火打から富貴に上がり出屋敷峠を越えてR168を南下し十津川村からR425を使わずもう一つ南側の引牛越を超えて竜神に抜けR424を北上する、総距離280Kmを予定
5時過ぎに出発、かなり曇っておりぱらぱらと雨粒が顔にあたるが、天気予報は雨でなかったので気にせず走る。
朝が早かったため、車も少なく順調に紀ノ川沿いを走り、橋本を超えて恋野橋の交差点を過ぎたあたりで、シュッコシュッコと聞きなれた音がしてきた。パンクである。
今回は後輪であった、今回はチューブも問題ないものを予備で2本持っていたのでサクッと交換。
すぐに、富貴への登り口の火打に到着、ここからは初めての登り、下りは2回走ったことがことがあり、結構急であった記憶があったが、時折、急なところがあるぐらいで、あまり疲れずに上りきることができた。それより、ダンプカーが後ろから何台も上ってきて、ちょうど狭い所で追い抜きに来られたから非常に怖かった。富貴からは出屋敷峠、ここは斜度がゆるくスピードの出る登り、道が狭くカーブがきつくガードレールもないのであまりスピードを出すとオーバーランして崖下へ行ってしまいます。
下りは道もよくなり、スピードが出るが、トラックのエンジン音が近づいてきたので道が広めのところで、停止して上ってくるのを待った、ミキサー車であった、「あと連なってくるから」と、声をかけてくれた。ありがたいが、あのスピードで突進されてくると怖いですよ。
R168に合流する50mぐらい手間へで2台のミキサー車とすれ違った。
R168に出てから、猿谷ダムを過ぎると、道も広くなり非常に走りやすくなる、ただ4年前の水害の影響はまだ残っており、工事個所が多いので注意は必要である。谷瀬のつり橋を通過、遠目の写真だけ取り先を急ぐことにする。
次は風屋ダムを目指す、ダムへはトンネル手前を右に折れることで行くことができる。一度行ってみたいと思っていたので、今回、行くことにした。去年の秋に、和歌山一周ライドを行ったときは、ダムを放流しており、今回も同じような時間で同じぐらいの水位だったので期待はしたが、放流はしていなかった。(残念)
十津川村の道の駅に10時50分ごろ到着、11時から2階の蕎麦屋さんがオープンするので、少し待って食事にする。以前もここでそばを食べたので、今回はうどんを注文したが、細うどんでそばのほうがよかったと思った。
食事を済ませ出発。すぐに長いトンネルを通過、1本目と2本目の間にR425との合流がある。いつかはR169からR168のでのR425を走ってみたい。
トンネルを抜け数キロ走ると、十津川温泉。赤い橋の手前に龍神村への分岐がある。
龍神村へは、R425の牛廻越とK735の引牛越えの2つのルートがあり、R425は牛廻山の北側を、K735は南側を通過する。R425は去年走ったので、今年はK735を走る。
ここから龍神村まで45kmほどの山道、R425も同じような距離だが標高は高い。K735は標高はましなので、意外とすんなり行けるのかと思ったが、アップダウンがありそれにダウン後のアップが少しきついパターンでスピードが上がらない。それに加えこの辺りだけ小雨が降っており、下りもゆっくり走らないと危険な状態であった。
一つ目のピークの手前はかなり坂がきつく、13%~10%程度の坂が1kmほどつづく。そのあとは少し下って、再度登りとなるのだが、そこで小鹿が道の真ん中にいた。その後、2つ目のピーク手前でも斜面の中腹に小鹿を見かけた。もしかして同じ個体だったかも。
ピークに到着した時には、雨も止んでいた。少しの休憩の後、龍神村方面へ下る。ピークが県境かと思ったけど、3kmほど下ったところが県境であった。相変わらず枯れ枝や落石が多く、慎重に走っていたが、下るにつれ落下物も減ってきてスピードが多少出せるようになってきた。そして8kmほど下ったところで、パン!という音とともに、後輪がパンクした。ちょうど、水場があり、そこに時計も設置されているところでのあったので、そこでパンクを修理することにした。
本日2度目のパンクであったので、またかという気持ちで修理していたためか、パンクして外したチューブを再度装着するというミスを犯した、それも、CO2インフレータを使っているときに気が付いたので、当然、そのインフレータでは使いきってしまった。再度、チューブを外し新しいチューブに交換。ハンディーポンプを使って空気を注入して、さてと自転車にセットしてというところで、パン!とまた音がした。パンクの原因がサイドカットパンクで原因を調べないまま、パンク修理をしたためのミスであった。
これでチューブも使い果たしてしまったので、イージーパッチを使ってチューブを修理。バーストしており5mm程度の穴が開いていたが、何とかイージーパッチで修理することができた。
タイヤのほうは、サイドカット部分に、自作タイヤブート(クリアファイルを5cm*3cmぐらいに切ったものに両面テープを張ったもの)を使い補修。
修理をしている間に、また雨が降ってきていた。スマホを取り出して雨雲レーダを確認しようとするが、山の中の為、アンテナが1本立つかダメになる状態でなんとか確認したところ雨雲はなかったので、時計もあるし、水もあるので(飲めないと思うが)少し待つことにした。結局パンク修理と雨宿りで1時間ぐらいロスをした。
R425に出てからは、道の駅龍遊によってかき揚げそばを食べ、自宅までの95kmに備える。走りなれた道で、椿山ダムは国道の対岸を走り、白馬トンネルの登りをこなし、いつもの休憩ポイントである、明恵の道の駅で休憩。パンクでの足止めがあったので、焼き鳥には間に合わず。
このあと、海南高原を超えるか、素直に国道を行くかを迷ったが、今回はいろんな意味でリスクを避け素直に国道を選択。国道は車が多く、信号もあり走りやすいとは言えないが、有田からだと下津までの軽い登りと、下津から海南までの軽い登りを2つこなすだけなので、疲れていてもなんとかなるので。
途中で、ガーミンがハングアップしていることに気が付き、電源を入れなおしても、すぐにハングアップする状態で、しまいには電源すら入らなくなってしまった。
和歌浦まで来たときにはすでに暗くなっており、そこで後輪が再度パンク。幸いにもマンションの駐車場があり、明かりがあったので、そこでパンク修理をすることにしたが、どうも、イージーパッチを張った部分から空気が漏れているようであったので、もう一つのサイドカットパンクしたチューブにイージーパッチを張り、修理を済ませた、自宅まではあと17kmほど。
自宅近くまで来て、自販機で赤コーラを買うと止まった時、後輪の空気がかなり抜けていることにきがついた、自宅は見えているので、ハンドルに体重をかけ自宅に到着。
十津川村の山の中で雨であったり、道がウエットな部分が多かったので、自転車が泥だらけになっていたため、まずは水洗いをした。
その後、ガーミンのログをアップロードを試してみると、道の駅龍遊までのログが記録されており、180kmであった、+95kmが飛んでしまった。
<教訓>
- 慣れはミスの原因。慣れてることこそ慎重に。
- 机上で分かったつもりでも、経験しないとわからない事が少なくない。